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今月のみ教え(アーカイブ25-09)

2025年9月



 木のもとへ肥をやれば、枝振りまで栄える。ご先祖や親を大切にすれば繁盛させてくださる。


「親や先祖を大切にせよ」と道徳的に言われるとどこか強制的な響きがして、息苦しくなることもあるでしょう。しかし、このみ教えでは、「木のもとへ肥やしをやれば、枝振りまで栄える」という自然の生命に関わる現象をたとえとして示されているため、「何故先祖や親を大切にすべきなのか」が「なるほどそうだなあ」と実感的に理解できるものとなっています。さらにこのようなたとえを通して、ここで語られていること以外のことについても思いを寄せることができます。子や子孫への教えというだけでなく、親のあり方が子や子孫に影響するという角度から捉え直せば、子孫をはじめ後の世代に対する自らの責務に気づき、考えるためのみ教えにもなります。このたとえから得られる気づきはその他にも広がっていきます。その気づきを自らへのみ教えとして頂いていきたいと思います。(教会長)
 
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