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今月のみ教え(アーカイブ25-04)

2025年4月



おかげを受けるのも受けないのも、わが心である。よく考えてみよ。信心のしかたしだいである。


 心が物事に釘付けになり、不安や心配などに縛られている時、いくらおかげを願ったとしても、心は神様に向かわず、不安や心配などの自分の思いの中を堂々めぐりするばかりで、「神様からのおかげ」を受けとめる状態にはなれません。また、目に見える現象だけを信じて、その背後にある神様の働きを信じることがなければ、どのような事柄に対しても、それを神様の働き、おかげという文脈の中で受けとめることができず、自分の思いや世俗の価値観でしか考えることができないため、「神様のおかげ」を受けとめることができません。さらに、たとえ神仏の神秘的な働きを信じていたとしても、ご祈祷などの力によるものと考えていれば、何か奇跡的なおかげがあったとしても、自分の心におかげを受けとめる構えが育たないため、神様は遠い存在のままということになります。「よく考えてみよ」というのは、以上のような道理についてよく考えてみよということです。そうすると、「今月今日で一心に頼め おかげは和賀心にあり」という「信心」の力が理解できるというのです。(教会長)