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今月のみ教え(アーカイブ25-01)

2025年1月



一年三百六十五日のことを正月元日に頼みおき、また、月三十日のことは一日に頼みおき、一日のことは朝頼みおけ。病んだる時の信心は願いなり。病まぬ時の信心第一。家内中まめ息災、牛馬にいたるまでさしつかえなく、おくり合わせを一心に願えい。


 普段、常平生に、当たり前のように神様に願い、神様と共に歩むということを、このお道では信心と言います。いつもの普段の生活を神様と共に、というのですから、俗世を離れた修行者のように神仏を念じ続ける等ということはできません。ですから、何かの始まりの時に。その後の「お繰り合わせ」を願いながら、暮らしていこうと言うのです。一年の始まりである元日に、月の始まりである一日に、一日の始まりである目覚めの時に、さらには、外出する時、仕事の開始時・・・・など何かに取り組もうとする時に、「神様(金光様)よろしくお願いいたします」と手を合わせ(心中祈念をし)て、物事をスタートすることを心がけていけば、何事も神様と共にという生き方になっていくのです。他方、「病んだる時」など緊急時、非常時での神様への願いは、病気の平癒、緊急事態の問題解決が目的ですから、「かなわぬ時の神頼み」というように、状況が改善し、解決したら、神様に願うこともなく、また自分の力、人間の力だけで生きるという生活に戻ってしまいがちです。もったいないことに、いつでもどこでも神様のお守り、おかげに包まれていることを知らない生活が続いてしまうのです。(教会長)